LEDビジョンとは?
選び方のポイントとラインナップ
LEDビジョンとは
発光ダイオードの集合体でRED・BLUE・GREENのRGBの3原色で、何万諧調をも表現できる映像媒体です。近くでみるとつぶつぶ感が見えます。
つぶつぶが見えない距離に設置することで『なめらかな大型映像』が表現できます。
つぶつぶがみえない丁度良い計算式もあり「視認距離」と呼ばれております。
※視認距離は後述します。
デジタルサイネージ液晶とLEDビジョンの違いとは
いま、デジタルサイネージの中でも大型ビジョンが注目されています。
高輝度
屋外でも太陽に負けない明るさ
高耐久
屋外に設置可能な機器が豊富
サイズ自在
パネルの組み合わせで、様々なサイズが提供可能
形状自在
曲がるタイプや透過しているタイプ・バー上のものなど豊富な種類
デザイン自在
縁なしタイプやデザイン性の高い化粧をすることも可能
LEDビジョンのサイズ
LEDビジョンの最小構成は「モジュール」と呼ばれる下の写真のようなものになります。
このモジュールを組み合わせ、例えば500㎜x500㎜のBOX(キャビネット・フレームともいわれます)に組み込むと「1パネル」になります。
弊社ではこの1パネルに、いくつかのBOXサイズを用意しております。
特殊な形状のキャビネットをつくり、特殊なサイズのパネルを供給することも可能です。
左記写真はキャビネットにモジュールを張っている図です。1パネルのサイズがW400×H1,000になります。
LEDビジョンを選ぶ際の 視認距離、輝度、ピクセルピッチに関して
ピクセルピッチ
SMD 3in1 LED 近距離向け
RGBの3色チップを1つに集約したLEDです。ピクセルピッチが詰めやすいため高精細なビジョンを構成できます。
砲弾型RGB LED 遠距離向け
RGBの3色チップを1ピクセルとして表示するLEDです。輝度が高く大型化しやすいため高い位置への設置が向いています。
このLED球の間隔を「ピクセルピッチ」と言います。
LEDビジョンは発光する素子の集まりで、素子間の距離のことをピクセルピッチと言います。ピクセルピッチは先ほど解説した視認距離と密接な関係があり、大きさや用途に応じて選定する必要があります。
視認距離
視認距離 = LEDの粒子感がでない距離
設置する場所の視認距離に応じて、最適なピッチを選択します。
およそ[ピッチ×1.2倍]で算出します。
LED タイプ | 1㎜ ピッチ | 3㎜ ピッチ | 4㎜ ピッチ | 6㎜ ピッチ | 10㎜ ピッチ | 20㎜ ピッチ |
視認距離 | 1.2m | 3.6m | 4.8m | 7.2m | 12m | 24m |
LEDビジョンは素子という発光体の集まりです。この素子と素子の距離(ピッチ)が狭ければ狭いほど高精度な画像となります。
LEDビジョンの場合は、このピッチの約1000倍が適正な視認距離と言われています。
輝度
室内なら300~700cd、屋外では1000~5000cdが主流です。
西日が当たる場所であれば6000cd以上が必要です。
輝度とは画面の明るさのことです。この輝度が高ければ高いほど屋外向きのディスプレイとなります。屋外は太陽の光の影響を受けるため、どうしても画面が暗くなりがちです。この問題を解決するには、太陽の光に負けないくらいの光を発行させなければなりません。LEDビジョンはディスプレイの中でも、輝度が高い部類になります。
LEDビジョンのメリット
輝度が高いため、昼間でも視認性のよいLEDビジョンです。メリットを紹介していきます。
- 圧倒的に明るい
- ランニングコストが安い
- 自由なサイズ選択が可能
圧倒的に明るい
LEDビジョンは液晶ディスプレイと違い、バックライトではなく素子自体が発光しています。
そのため昼間でも十分な視認性を確保することができます。
ランニングコストが安い
圧倒的な明るさのため、消費電力が高いのではないか?とイメージさせられるほどのLEDビジョンですが、LEDのため消費電力は低いんです。
家庭用照明器具でもLEDにすると電気代が安くなるという事と同じです。
自由なサイズ選択が可能
当社で取り扱っているLEDビジョンパネルのサイズは、屋内用で4種類。屋外用で8種類となっております。
その他、特殊タイプのLEDビジョンもあるため、フレキシブルな対応が可能となっています。
LEDビジョンパネルの種類とラインナップ
屋内用のパネル
型番 | CE2 | CE29 | CE3 | CE5 |
ピクセルピッチ(㎜) | 2.4 | 2.9 | 3.9 | 5.9 |
パネルサイズ(㎜) | 750×500×62 | 1000×500×62 | 1000×500×62 | 1000×500×62 |
ピクセル(dot) | 312×208 | 336×168 | 256×128 | 168×84 |
素材 | アルミニウム | アルミニウム | アルミニウム | アルミニウム |
重量(㎏) | 11 | 13 | 13 | 13 |
輝度(nit) | 800 | 800 3500 | 800 3500 | 800 |
色階調(bit) | 14-16 | 14-16 | 14-16 | 14-16 |
最大電力/平均電力(W) | 486/162 | 486/163 | 486/162・520/172 | 486/162 |
メンテナンス | フロント&リア | フロント&リア | フロント&リア | フロント&リア |
屋外用のパネル
型番 | L2 | L3 | L4 | L6 | N4 | N6 | N10 | N16 |
ピクセルピッチ(㎜) | 2.8 | 3.9 | 4.8 | 6.25 | 4.44 | 6.66 | 10.66 | 16 |
パネルサイズ(㎜) | 1000×500×91 | 1000×500×91 1000×750×91 | 1000×500×91 1000×750×91 | 1000×500×91 1000×750×91 | 960×960×96 | 1280×960×96 | 1280×960×96 | 1280×960×96 |
ピクセル(dot) | 352×176 | 256×128 256×192 | 208×104 208×156 | 160×80 160×120 | 216×216 | 192×144 | 120×90 | 80×60 |
素材 | アルミニウム | アルミニウム | アルミニウム | アルミニウム | アルミニウム | アルミニウム | アルミニウム | アルミニウム |
重量(㎏) | 36 | 34 | 35 | 35 | 32.5 | 31 | 31.7 | 31.7 |
輝度(nit) | 4000 | 5000 | 5500 | 6500 | 5500 | 6500 8500 | 8000 | 8500 10000 |
色階調(bit) | 14-16 | 14-16 | 14-16 | 14-16 | 14-16 | 14-16 | 14-16 | 14-16 |
最大電力/平均電力(W) | 650/216 | 486/162 | 486/162 | 750/250 | 650/216 | 750/750 | 330/110 | 360/120 400/133 |
IP メンテナンス | IP65/IP54 フロント&リア | IP65/IP54 フロント&リア | IP65/IP54 フロント&リア | IP65/IP54 フロント&リア | IP65/IP54 フロント&リア | IP65/IP54 フロント&リア | IP65/IP54 フロント&リア | IP65/IP54 フロント&リア |
COB型LEDビジョン
COB型LEDビジョンとは
COBとはchip on board(チップオンボード)の略語であり、基盤の上にLEDの種類の一つとなっています。
COBは基盤の上にLEDが直接のっている構造になっています。
COB型LEDマイルストーン
業界初のCOBパッケージ技術をLEDディスプレイ製品に応用
始めて、LEDにて3in1チップディスプレイが誕生しました。
LEDのCOB製品は、イノベーション製品として世界的に評価され始めました。
LED市場は家庭にシフトし、COB製品開発の焦点が一般家庭にシフトしていく可能性が出てきました。
大悪因からの依頼で高密度ディスプレイと高出力照明の研究を請け負い始めました。
1.25㎜COBの極小ピッチは製品が開発でき販売準備ができてきました。
0.7㎜COBプロトタイプが完成し、業界最高のピクセル密度を発表、LEDディスプレイ業界が高精細合戦時代に入り業界水準が高まり始めました。
「ナトリウムランプLED街路灯」シリーズが業界の注目を集めました。
中国「第13次5ヵ年計画」の戦略的先進電子分野を引き受け、LEDディスプレイ産業がCOB時代に入ることとなりました。
COB技術をベースにしたレンタルディスプレイ製品とリバースCOB製品を正式に発表。
業界初のCOBパッケージ技術をLEDディスプレイ製品に応用
2006
LEDのCOB製品は、イノベーション製品として世界的に評価され始めました。
2008
大学院からの依頼で高密度ディスプレイと高出力照明の研究を請け負い始めました。
2013
0.7㎜COBプロトタイプが完成し、業界最高のピクセル密度を発表、LEDディスプレイ業界が高精細合戦時代に入り業界水準が高まり始めました。
2015
中国「台13次5ヵ年計画」の戦略的先進電子分野を引き受け、LEDディスプレイ産業がCOB時代に入ることとなりました。
2017
2007
始めて、LEDにて3in1チップディスプレイが誕生しました。
2010
LED市場は家庭にシフトし、COB製品開発の焦点が一般家庭にシフトしていく可能性が出てきました。
2014
1.25㎜COBの極小ピッチの製品が開発でき販売準備ができてきました。
2016
「ナトリウムランプLED街路灯」シリーズが業界の注目を集めました。
2018
COB技術をベースにしたレンタルディスプレイ製品とリバースCOB製品を正式に発売。
狭距離LEDパッケージング技術の仕組み
SMD:
カプセル化した1つの球に、超高温状態で特殊ハンダ技術PCB上に接着する技術です。
通常COB:
チップをPCBボート上に直接固定する技術です。チップ電極は上面を向けます。ワイヤボンディングによる電気接続をすることでSMDのような高温特殊ハンダ技術を省略することが可能です。それにより制作工数を削減しチップへの損傷を低減させ、信頼性を大幅に向上させることができます。
リバースCOB:
通常COBベースを逆向に付ける技術です。チップ電極はPCB基板に直接結合し、特殊ハンダ付け技術が必要なくなります。その為、作業工程をさらに短くできるのと同時に熱抵抗を低減し、光の品質を向上させます。信頼性が通常COBよりも更に良くなります。
屋内用COB 高精細LEDビジョン
型番 | CR0.9A | CM1.2 | CM1.5 | CM1.9 |
ピクセルピッチ(㎜) | 0.93 | 1.26 | 1.58 | 1.9 |
パネルサイズ(㎜) | 600×337.5×59.5 | 304×342×56.5 608×342×71 | 304×342×56.5 608×342×71 | 160×180 320×180 |
ピクセル(dot) | 352×176 | 256×128 256×192 | 208×104 208×156 | 160×80 160×120 |
素材 | アルミダイキャスト | アルミダイキャスト | アルミダイキャスト | アルミダイキャスト |
重量(㎏) | 7.2 | 4.1 7.2 | 4.1 7.2 | 4.1 7.2 |
輝度(nit) | 450 | 600 | 600 | 600 |
色階調(bit) | 13 | 14 | 13 | 14 |
最大電力/平均電力(W) | 440/146 | 440/146 | 410/136 | 420/140 |
メンテナンス | フロントメンテ | フロントメンテ | フロントメンテ | フロントメンテ |