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LEDビジョンのピッチって何?

2024年7月26日│

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動く看板=デジタルサイネージをメイン商材に、
新しい発想・企画を提供する株式会社カムビアスです!
このコラムでは、デジタルサイネージの導入を考える際に
役立つノウハウを紹介していきます。

LEDビジョンのピッチって何?

LEDビジョンには、仕様や価格を決めるために
大事な「ピッチ」という用語があります。

ピッチを説明する前に
まずはLEDビジョンの仕組みを簡単に説明しておきます。

LEDというのは発光ダイオードで、
赤・青・緑の3原色でできています。
この3色や、別の色を加えた4色などが1つのLEDになります。
この3色が1つの粒になっているタイプを「SMD」などと呼びますが、
露出して砲弾のような形で出ているものもあります。

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まずはこの3色(+α)を1粒としたときの中心から
隣の1粒の距離が近ければ近いほど
1平米内の粒が大量になります。
大量になれば、より細かい映像の演出ができるため
「高精細」という言い方をします。
「高精細」になれば、解像度が上がり
綺麗な映像を見せることができます。

それなら、どんどん粒を増やせばいいと思うかもしれませんが
増やせば金額は高くなります。

「ピッチ」というのは、
この粒と粒の間の距離のことです。

例えば10mmピッチというのは、
粒と粒の距離が10mmあるという表現です。
1平米のLEDビジョンがあったとき、
横が1m=1000mmなので、10mmピッチだと粒は100粒です。
1平米なので縦に100粒、横に100粒で
合計10000粒ということになります。

では、このピッチを5mmピッチにした場合はどうでしょうか?
1000÷5=200粒、200×200=40000粒になり、
価格は約2.5倍ほどになります。

一般的なTVの解像度でも考えてみましょう。
最近は4Kも増えてきましたが、
一般に多いのはフルハイビジョンでしょうか。

フルハイビジョンは横に1920粒、縦に1080粒です。
LEDが5mmピッチであれば、
1920×5=9600mm、1080×5=5400mm、
約10m×5mの大型LEDビジョンが必要になります。

ピッチは4mm→2mmや2mm→1mmになれば
倍以上の価格になりますし、
先ほどのフルハイビジョンでも
巨大なモニターになるため、
しっかりと計算する必要があります。
難しい場合は専門家に確認しましょう。
弊社にも専門家が多数おりますので、ぜひご相談ください。