Cambias
2025年3月28日│
\\ New idea,New signage,New window. //動く看板=デジタルサイネージをメイン商材に、新しい発想・企画を提供する株式会社カムビアスです!このコラムでは、デジタルサイネージの導入を考える際に役立つノウハウを紹介していきます。
海外の展示会では、多くのLEDディスプレイメーカーが最新技術を競い合っています。中でも特に注目されているのが「ピッチ」です。ピッチとは、LEDの粒(発光素子)同士の間隔のことです。この間隔が狭ければ狭いほど、映像はより鮮明で美しく見えます。逆に、間隔が広いとLEDの粒が目立ち、映像は粗く見えてしまいます。15年ほど前は、10mmピッチが「高精細」とされていましたが、技術の進歩により、現在では屋外用で3mmや4mm、屋内用では1mmや2mmといった非常に細かいピッチのLEDディスプレイが一般的になっています。近年、サイネージモニターでは4Kや8Kといった高解像度の製品が登場していますが、LEDビジョンも同様に、かつてのテレビの解像度(640×480や720×480)をはるかに超える高解像度を実現しています。さらに来年には1mm以下のピッチを持つLEDディスプレイが普及し、LEDビジョンでも家庭用テレビのような高精細映像が手頃な価格で楽しめるようになると予想されます。将来的には、液晶テレビよりも柔軟性の高いLEDディスプレイが一般家庭に普及する可能性もあるでしょう。LEDディスプレイ業界では、より美しい映像を追求するために、ピッチの微細化競争が加速しています。技術革新により、私たちは今後、より高精細で臨場感あふれる映像体験を手頃な価格で楽しめるようになるかもしれません。