【業界】連動する渋谷のLEDビジョンはどういう仕組みか
2023年12月22日│
\\ New idea,New signage,New window. //
動く看板=デジタルサイネージをメイン商材に、
新しい発想・企画を提供する株式会社カムビアスです!
このコラムでは、デジタルサイネージの導入を考える際に
役立つノウハウを紹介していきます。
【業界】連動する渋谷のLEDビジョンはどういう仕組みか
渋谷のスクランブル交差点のLEDビジョンですが、
以前に確認した頃は、5台のLEDビジョンが
特定の時間に連動して、同じ映像を同時に配信していました。
LEDビジョンは、それぞれメーカーも
ソフトウェアやSTBなどのハードもばらばらでしたので
連携するというだけでもすごいのですが、
特定の時間に、同タイミングで一斉に
同じコンテンツが配信されるというのは
当時の技術では、かなりすごいことでした。
技術だけではなく、インパクトもかなり大きく、
交差点にいる人たちを魅了することに成功!
デジタルサイネージ広告としては
JR・三菱のトレインビジョンと同じように
非常に多くの広告収益を得たデジタルサイネージでした。
実はこの仕組み、結構アナログなのです。
少し話がそれますが、
以前パチンコ店に「CRぱちんこAKB48」という遊技台が導入されました。
この台は、電源を入れると内蔵されたタイマーが自動でカウントし
特定の時間に、一斉に音声が鳴り、
画面に同時に演出が出るという仕掛けがされていました。
店内にある何十台ものAKBの台で
同時に同じ音・同じ映像が出るため、
鳥肌もののイベント演出でした。
このおかげか、当時の客はこぞってAKBの台に気持ちが高揚して
次々とお金を投入するという
びっくりマーケティング手法が使われていました。
渋谷のLEDビジョンもこのAKB台と似た手法が使われています。
5か所同時に電源が入る機械が投入され、
特定の時間が来たら、
そちらの機械から映像が流れるというシンプルな仕組みで
同時配信をしていたのです。
(実際はインターネットから時間を取得しているので、
同時に立ち上げなくても大丈夫ですが)
現在の渋谷でも同じ仕組みが使われていますが、
何台連動してるかはもう把握できないくらい
多数のLEDビジョンが渋谷の交差点周辺にありますね。
同期・同時音声・複数台連携は
いつの時代でも人を魅了させるコンテンツの1つといえるでしょう。