【業界】昔のトレインビジョンは最強の仕組みだった
2024年1月26日│
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動く看板=デジタルサイネージをメイン商材に、
新しい発想・企画を提供する株式会社カムビアスです!
このコラムでは、デジタルサイネージの導入を考える際に
役立つノウハウを紹介していきます。
【業界】昔のトレインビジョンは最強の仕組みだった
山手線や他の電車に乗った時に、
誰でも一度はサイネージモニターに目を向けると思います。
今は、開閉扉の上部、網棚の上、
連結車両の上部などにあることが一般的になってきましたが、
昔はこうしたモニターはなく、
いち早く山手線に導入されて話題になりました。
導入された三菱のトレインビジョンは、
聞くところによると、
半年先まで広告が埋まっていたそうです。
当時はまだ、デジタルサイネージで
広告収益が出るというモデルは、ほとんどありませんでした。
その当時の「デジタルサイネージ三大広告収益」といえば
①渋谷交差点
②JR山手線トレインビジョン
③アルタビジョン
くらいだったのではないでしょうか。
この3つは、デジタルサイネージのさきがけですが、
それぞれ他社にはない工夫が凝らされていました。
中でも、自分が好きなサイネージは「②トレインビジョン」です。
今ではどこでも見かけるものですし、
交通広告なのでもちろん広告は入るのですが、
当時の「仕掛け」は、大変すばらしかったという記憶があります。
乗車客は、たとえその街に住んでいる人であっても
「自分がいまどこにいるか?」ということが気になります。
駅のホームに入った際に、どこについているか分からない看板を探して
自分がいまどこにいるか分かるというのは
誰もが一度は経験したことがあるのではないでしょうか。
当時のトレインビジョンは
車内では必ず路線図と、今どこにいるかが
分かるように作られていました。
今のように多言語が流れたり、
別の映像が流れたりはしませんでした。
必ず路線図で、今ここを走ってるという表示が出ているのです。
(海外は一般的かもしれませんが)
こうすると乗客のほぼ全員がそのモニターを見ることになります。
路線図が流れるモニターの横には
広告が流れるもう1台のモニターがあり、
乗客の現在地確認のついでに
広告が一緒に目に入るようになっていました。
これが広告効果を莫大に引き上げ、
「費用対効果抜群」とスポンサーにいわれるようになったのです。
今では他のコンテンツがたくさんあり
残念ながら注目度は低くなってしまいました。
今後もまたこのような仕組みを考えることができれば最強なのですが……。
弊社では、この最強の仕組みを取り入れたサイネージも販売しています。
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