【業界】当時は画期的だった品川駅のサイネージ
2024年5月3日│
\\ New idea,New signage,New window. //
動く看板=デジタルサイネージをメイン商材に、
新しい発想・企画を提供する株式会社カムビアスです!
このコラムでは、デジタルサイネージの導入を考える際に
役立つノウハウを紹介していきます。
【業界】当時は画期的だった品川駅のサイネージ
駅にあるデジタルサイネージで有名なものは品川駅でしょうか。
通路の両側に65インチモニターがついていて、
歩いても歩いてもずっとモニターがある状態です。
当時、数十台のモニターが通路に続いている状態は非常に圧巻で、
デザイン面で見ても素晴らしい演出と設置方法だといえるでしょう。
うわさですが、このモニター自体の取付は縦型ですが、
特殊な機能として、全てのモニターが
いっせいに横に回転するという機能もついているそうです。
メーカーが、シャープ製からソニー製に変わっても
モニター自体の回転機能はあるようです。
実はこのモニターは
当時では珍しい、ある効果を計画した設計がされています。
今ではそこまで珍しくなはないのですが
当時はまだ各駅の柱にサイネージモニターが導入される前で
デジタルサイネージ広告の認知度は高くありませんでした。
その頃、サイネージモニターで広告収入ができる商品は
JR山手線の中にあるモニターでのトレインチャンネルか、
アルタビジョンのような
名前が知れている名所のサイネージモニターくらいでした。
しかもサイネージモニターは
品川駅のような、人々が足早に通り過ぎていく通路スポットでは
サイネージモニターでどんなに面白いコンテンツを流しても、
足を止めてはもらえませんし、
そんな見られないサイネージには広告主はつきません。
ですが、この品川駅は歩いても走っても
サイネージコンテンツの動画を
最初から最後までみることができる仕組みだったのです。
この通路にあるモニター全てで
同じコンテンツを流すことで
1つ目のモニターで途中まで見た映像を
2つ目のモニター、3つ目のモニター……と次々に見続ける形となり
視聴効果を持続させることができたのです。
こうした仕組みが面白いサイネージ広告は
必ずといっていいほど、収益がでる広告サイネージになります。
この品川駅のサイネージの仕組みは
まだあまり多くはありません。
通路での広告サイネージには、
この手法を使うのは得策だと思います。